Part T
       
  ア ウトリガーの製作
             
   PartU、 PartVがあります。最下段をご覧くださ い。

 2008年7月アメリカ・カリフォルニア製のシットオントップタイプの
「コブラ・エスケープ」を買った。
重量なんと16Kg。全長3180mm。幅780mm

この軽さが運搬には便利だし、ちょっと無理すれば一人で海岸まで
ウンコラショ!当然ながら車への乗せ降ろしも一人でできる。

これが曲者だった。航行中はスイスイとまるで「みずすまし」のような
スピードなのだが、回転しようとしたり、停止して身体をちょっとずらそう
ものなら「くるりん!ドボン」
下手の勢か???
それももちろんあるだろう。しかし、それだけではないと思う。

艇自体に全く「踏ん張り」がない。「粘り」が感じられないのだ。
「釣り」を主目的で買ったのだが、これでは釣りなど致命的だぞ!

竿やクーラー、果ては満載にしたグッズごと「ドボン」では涙もでない。
増してや、春や秋など怖くて乗れないよ〜・・・・;;

ってことで、もともと好きものの私。作戦を変えて、安全どころか
コブラくんの上に立って釣りが出来る方法を発見しました。

さてさて、目論見通りゆきますかね^^
 
   
  左上のカヤックはベニヤ板の手製で、アウトリガーも
同じくベニヤ板製。艇のかなり後部に取り付けてある。
アウトリガーの上に垂直の板があり、横棒にボルトで
止めるのであるが、波や積荷の状況により、高さが
微妙に上・中・下と3段階になるらしい。

 左・右上は、なんと私のと同じコブラカヤック。
しかも、ワンランク上の「フィッシン・ダイブ」である。 
この艇は全長3820 幅910 重量27Kgの安定した釣り
にも十分適合した一人乗り用としては大型艇であるが、
これに画像のようなアウトリガーを装着すると、艇の上に
立って竿を振り回すことさえ可能になる。但し、
アウトリガー片方で5万円を越える。
しかも、輸入しないと国内販売はしていない様子。

これらの画像が参考になりました。予算5000円以内^^;
 こんな感じで座席後部にアウトリガーを
  取り付ける計画を立てました。
  前や横につけると釣りやパドリングの邪魔に
  なると考えました。
 一番基礎になった、ペットボトルと発泡
  スチロール。
 一緒に廃棄してあったのを見て、突然
  「これで作ってみよう!」と閃きました。
 取り付け棒もホームセンターで色々見ました
 が、この園芸用ポールに決定。
 鉄芯を分厚いポリエチレンで被覆しています。
 軽くて結構反発力があります。全長2100mm。
 両側にある「こぶ」は、すっぽ抜け防止のため
 です。細い紐を巻き、エポキシ樹脂で固め
 ました。波の力は結構強いですから・・・
 ペットボトルの尻を併せて発泡スチロール
 でピッタリ覆い、ビニールテープで固定し、
 スチロールをペットボトルの首のテーパー
 に併せて削ったところです。

 スチロールは「鉄きり鋸」で簡単に細工
 できることを初めて知りました。  
 テーパー部分に黄色のビニールテープで巻き
 、胴体も白のテープで補強し、その上から
 0.5mmの厚手のポリ袋(100円ショップで700х
 1000 2枚入り)で覆ったところ。
 計測によると、この時点で浮力片方で13Kgを
 超える。ペットボトル一本で子供が浮くから
 片方で小学生が6人捕まっても浮くということ
 になる。
  ペットボトルを尻併せで2本使用しているため
 と、浅瀬を擦る可能性があるため
 20х100х600の米松板で補強。
 この綺麗な板2400mm一本240円だった。
 米松は安い^^これで十分である。

 さらに、アウトリガーの役割として、ある程度
 の重量がより大きい安定を生む。
 最後にもう一度、ビニールテープでぐるぐる
 巻き。
 100円ショップで10巻くらい買ったかな?
 耐水性を見るため指に巻いて一日生活した
 けどビニールテープの粘着力は十分な性能
 である。
 横に黄色のストライプを入れて上下に補強板
 を緑のザイルロープで取り付けました。
 板にも進行方向にテーパーをつけています。
 ペットボトルの蓋の部分が赤で可愛いでしょ^^
 これも、ショック吸収のため、赤のテープを
 ぐるぐる」巻いています。
 完成です。こんな感じでポールを渡します。
 ここでは3本ですが、実際に海に浮かべる時は
 2本ずつ束ねて6本に強化します。装着実験で
 もう少し強いほうがよいかなと感じました。
 スチロールをテープで何度も巻いて締めると
 車の「ウレタン・バンパー」のようです。
 装着実験です。後ろから見たところです。
 ポールのシナリが素晴らしい。
 けど、安全のため2本ずつに補強します。
 6本あれば人間がぶら下がれますから。
 ひと昔前の「園芸用ポール」とは比較に
 ならないほど粘り気があるのです。
 前から見たところ。アウトリガーを手製で作
 った人は例外なく装着して「かっこいー」と書
 いてますが、
 わたしも同感です。カッコイーーーーー^^
 旗も立ててみました。これも100円ショップの
 バンダナ。竿は昔使ってた小型の「延べ竿」
 です。伸ばせば3600mmあります。
 これもかっこいー^^
 斜め上から見たところです。
 もちろん現場(海岸)で組むのですが、接合部
 はすべて「ゴムベルト」です。船体取り付け用
 が3本。
 フロートとポール用が6本です。
 
 ずれたり、外れたりしないよう色々と工夫を
 凝らしています。

 こう見ると、コブラくんもふっくらして安定よさ
 そうにみえるんですけどねぇ・・・・
 そのほか、船体に沿って後ろにゴムがズレて
 行かないように・・・とかいろいろ工夫がある
 のです。
 アウトリガーを1600mm位にと思いましたが、
 どうせ「釣り」が主目的ですから、横を向いて、
 或いは後部甲板に腰掛けて位できるように・・・
 と2100mmのアウトリガーになりました。
 見た目のバランスはこれくらいがいいので
 しょうが、パドリングの邪魔になりそうなので、
 実際の取り付けはもう少し後ろがよいでしょう
 ね。先輩のアドヴァイスもありましたし。

    ア ウトリガー・コブラ 進水式
         2008年7月22日(火)松前町しおや海岸
 船体とアウトリガーの連結棒。製作途上の画像
 を見ても、園芸用ポールであることはバレバレ
 海岸で組むとき衆目の中でやはり恥ずかしい。
 ということで余ったテープでカラフルに^^
 グラスファイバー製に見えるかも・・・^^
  組み立て完了
  やっぱり近所のおっさんらしき人たちが見て
  見ぬふりで最後まで見ていた。
  夏休みに入ったとはいえ、火曜日は海水浴
  客もまばらで環境が抜群だ。
 いよいよ進水!アウトリガーブレード(園芸用
 ポールだが^^;)撓りと反発力はもう最高で
 ある。
  恐々と・・・・出航・・・・・レレレッ 思ったより
  良いじゃないかっ^^
  アウトリガー浮体は両側とも写真で見える位
  の位置で着水。安定は抜群。
  追い風で走ってみる。楽に走れるがやはり
  取り付け前よりはスピードが鈍るのは否め
  ない。直進性には問題ない。
  島に渡るのは相当無理があるが、これで
  当初の目的である「釣り」はできることが
  確定した。
  向かい風にも問題ない。
  画像は女房が撮り忘れたが、横を向いて足
  を水に浸してもOK。この日はさすがに挑戦
  しなかったが、すごい安定なので立てると
  思う。
  中腰で後ろを向いて作業が出来る。
  アウトリガーを考案した先住民たちを尊敬
  する。こんな頼りないカヤックでさえ、外洋
  に出られるような気持ちさえしてくる。
  アウトリガーの外寸が2100mmということは
  幅2100mmの船と同じ安定感がある。
  全く経験のないわが女房殿も軽々と楽しめる。
  さてさて、問題はスピードである。それと取り付
  けの煩雑さ。
  この浮体はあくまで即席ということで、本格的に
  作ろうと目論んでいる。
  それと、取り付け、外しを楽にするためには
  船体への改造は避けられないと思う。

    PartU「改良型アウトリガーの製作」に続きます。↓
  http://sakeyoshi.scross.co.nz/Cayak%27s%200outligerPart2.html
  PartV (魚探搭載)はこちらからどうぞ