ダークレット
「ダークレット」はインディゴをベースに中性染料2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールを2%配合したもので、ダークレットは染め直後はあずき色に発色しますが、時間とともにインディゴの空気酸化が進み、徐々にブラウン系に変わっていきます。インディコは皮膚に優しいハーブカーラーですが、ハーブなので発色に時間がかかりますが、化粧品用染料を配合することでこの弱点を補っています。ダークレットは化粧品登録されている商品です。染まる色は下の写真の右から4列目になります。
使い方
ナチュラルヘナ、ハーバルブラウン、エクストラレット、ダークレットの染まりぐあいの比較です↑↑↑。
染め方は、ダークレットのパウダーをぬるま湯で溶かします。その後は、ナチュラルヘナなどと同様です。
ハーブのみとは違い、やや染料の色落ちがありますので、よくシャンプーして、その後「酢」を入れたお湯で髪を洗い(チェンジリンス)、色止め定着をすると色落ちが少なくなります。その後、リンスをします。
【2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール とは】
2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールは黄色の結晶または橙黄色できめの細かい粉末で、毛髪染料として、あるいは色合いの調整製剤に使用されています。
2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールとその塩酸塩の安全性は米国の「化粧品成分調査(Cosmetic Ingredient Review)」専門家集団のレポートでは2.0%までの濃度で染毛剤配合で使用する場合、安全であったと報告されていて、日本国内でも染毛用染料として認可され使用されています。
化粧品用染料は酸化発色するジアミンとは異なり、髪、頭皮への刺激が少なく、アルカリカラーのようなダメージの心配はありません。ハーブカラーの長所はそのままに、弱点を補う目的で開発されたハーブヘアカラーです。