エクストラレット
「エクストラレット」はナチュラルヘナをベースに中性染料2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールを2%配合したもので、ナチュラルヘナより赤い色に発色します。1度で深みのある赤系の色調に染めることが出来ます。ナチュラルヘナのみでは塗布後、実用レベルに発色するのに1時間程度かかるのに比べ、塗布後30分でも実用レベルのオレンジ系赤色になります。45分から60分放置するとより深みのある色になります。エクストラレットは化粧品登録されている商品です。染まる色は下の写真の右から5列目になります。
使い方
ナチュラルヘナ、ハーバルブラウン、エクストラレット、ダークレットの染まりぐあいの比較です↑↑↑。
染め方は他のナチュラルヘナなどと同じですが、エクストラレットをぬるま湯で溶かします。ペーストの温度は40℃くらいをできればキープします。冬は気温が下がったり、ペーストの温度が下がると染まりがよくありませんので温度・室温に注意します。
ナチュラルヘナのみとは違い、やや染料の色落ちがありますので、よくシャンプーして、その後、「酢」を入れたお湯で髪を洗い(チェンジリンス)色止め定着をすると色落ちが少なくなります。その後、リンスをします。
【2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール とは】
2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールは黄色の結晶または橙黄色できめの細かい粉末で、毛髪染料として、あるいは色合いの調整製剤に使用されています。
2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノールとその塩酸塩の安全性は米国の「化粧品成分調査(Cosmetic Ingredient Review)」専門家集団のレポートでは2.0%までの濃度で染毛剤配合で使用する場合、安全であったと報告されていて、日本国内でも染毛用染料として認可され使用されています。
化粧品用染料は酸化発色するジアミンとは異なり、髪、頭皮への刺激が少なく、アルカリカラーのようなダメージの心配はありません。ハーブカラーの長所はそのままに、弱点を補う目的で開発されたハーブヘアカラーです。