このごろのヘナ
お仕事疲れや年齢を重ねるごとに、少しづつ白髪が増えてきたり、髪に元気がなくなってきたなぁと思われたら、髪を丈夫にする能力も持ち合わせたハーブの白髪染め「ヘナ染め」をお試しください。白髪が染まって、さらに髪がシャキッとします。
ヘナで染めるとパーマがかかりにくいといわれるように、髪が染まるのと併せて、髪の腰が強くなり髪が太くなったような感じがして、髪のボリュームが増します。寝てた髪が起き上がります。 ヘナやインディゴは天然ハーブなので成分は自然のもので、身体にも髪にも副次的な影響はないと思われます。
美容室さまにも、はやりすたりのないロハスな定番のハーブのヘナ染めをお店のメニューに加えられてはいかがでしょうか。 男性の方も頭皮の改善にも役立つと思われ、白髪も染まって、これまで寝ていた髪が立つようになりますので、ぜひお試しください。頭皮の改善のみならミックスハーブもあります。
「ヘナ(ナチュラルヘナ)」は植物の葉を乾燥させて粉にしたもので、天然材料の白髪染めです。「ヘナ」という名前で製品化されているものは成分調整されているものが多いのですが、「マイトーンシリーズ」のナチュラルヘナは、成分無調整で、葉を乾燥させて粉にしたそのままの純粋なヘナパウダーです。 このナチュラルヘナだけで白髪を染めますと、透明感のあるオレンジ色に染まります。
インディゴ(藍色)と併用することで、白髪が茶色系に染まり、これがヘナ染め普及の引き金になっています。
ヘナファッション シリーズの生産は、インド北部デリーの隣のハリアナ(Haryana)州 にあるインドではまだ珍しい衛生的な工場(Kirpal Export Overseas (KEO))で原料の葉を粉にしてパッキングされています。社長はサニーさんで、よく日本にも家族で来ています。
KEOの新工場が2010年末から稼働を始め、機械選別された原材料のヘナの葉の塊から、さらに
手作業で小枝や不良な葉などを取り除いてから粉にしていますので、ヘナの染料の含有密度が上がって良く染まるようになっています。それに伴い、インディゴとのプリミックス製品(ハーブブラウンなど)も以前(当社比)より良く発色するようになっています
インディゴはもともと手選別で原材料を不純物を取り除く作業工程です。
使い方(ヘナ染のコツ)
「ヘナ」の粉を熱めのお湯で溶いて、髪に塗りやすい柔らかなペースト状にします。マヨネーズくらいです。ヘナをお湯で溶かした時、白髪が染まるヘナの染色成分がしみ出してくる温度と時間があります。指を入れれるくらいの温度で溶かすくらいが一番よく染まります。低いお湯の温度ですと抽出に時間がかかります。 なるべくペーストの温度はお風呂の温度(40℃)くらいに保って塗布します。特に冬は部屋が寒い場合、ペーストを湯煎などして暖めながら塗布するのがベストですが、状況に応じて適宜実施します。

髪に塗布する時は、頭皮・生え際を特に入念にします。頭皮をブラシで掃除するような感覚でよく丁寧に塗布していきます。髪を少しづつ分けて塗るのが効果的です。髪の短い方は、髪の先側から上に向けて突き刺すように塗っていくと生え際によくペーストが入ります。髪の長い人は一人で塗布するのは難しいかもしれませんが、まずは、髪を取り分けて(スライスして)頭皮・生え際に塗布していきます。それが終わったら、あとは、頭頂部にまとめながらペーストを髪に刷り込んでいきます。

インディゴは、溶かすと空気中の酸素と反応を始めるので、ナチュラルヘナのように一日置いてから使うということはできません(ハーパルブラウン、ハーパルマホガニーも同様です)。溶かしたらすぐに使い、塗布時間+放置時間を2時間をめどに終わらせるようにしてください。 (※これはナチュラルヘナとインディゴをミックスした場合も同様です。この場合、ナチュラルヘナの成分が染み出している必要もあり、ヘナの成分抽出の方にウエイトを置き、ペーストの温度を高めにして、溶かして30分以内に塗布を始めるというのがいい結果になります。)

ナチュラルヘナで染めて洗い流しそのあとすぐにインディゴで染める2度染めは、それぞれの性質を充分出せ温度や時間コントロールができるので濃く染まることにつながります。2度染めは全部白髪の人にも納得してもらえる濃さに染まり、美容室でハーブのみのヘナを導入しているところでは、2度染めも取り入れているところが多くあります。 ヘナもインディゴも髪に塗布したペーストが乾燥すると染まりが良くありません。エアコンを使われる場合は加湿したり、塗布後ラップし、タオルターバンし、ヘアキャップをして乾燥を防ぎます。

▼まとめると、ヘナ染めのコツは
(1)ペーストの温度をお風呂の温度くらいに、(2)頭皮と生え際に丁寧によく塗布する、(3)塗布後ラップ、タオルターバン、キャップして保温し乾燥を防ぐ、(4)インディゴやインディゴミックスの場合は、放置時間も含めて2時間以内で、となります。